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我が子を拉致され”死”を考えた: 当会会員三浦さんが、記者会見で児童相談所を告発

去る2月21日午後、当会会員の三浦さんが、大分県政記者クラブにおいて、自ら人権侵害を受けている大分県中央児童相談所の行政について、その市民を抑圧・無視する実態を世論に告発する会見を開催しました。会見には、松本大分市議(国民民主党)も同席しました。

三浦さん最愛のお子様は、拉致当時6歳、現在7歳です。児相は、最愛のご長男を三浦様ご家族から司法審査もなしに引き離す子どもの権利条約第9条違反の拉致を一方的に進めながら、当初から三浦様ご家族にはほとんど連絡せず、とくに昨年10月17日以降は全く児相と連絡が取れない状況になっています。しかも、本年1月23日以降、児相は居場所を「秘匿」とし、完全に親子隔離してしまいました。それにより三浦さんは「死」を考えるほど精神的に追い詰められた、と自らの児相被害体験を語りました。そして、児相の担当者の対応が悪いので交替を要求しても返事もなく、児相公務員は人の心をもてあそんでいる、とその人権侵害を厳しく指摘しました。
三浦さんは、全国的に児相被害者が多くいるにも拘らず、まだ、メディアや世論は、児相という組織がどんなところかその実態を十分に認識していないと指摘し、その問題を解決したい、とこの記者会見に及んだ動機を語りました。

1時間余りに及んだ会見の全容は、こちらのYouTube動画でご覧いただけます:

厚生労働省は、コロナウィルスが蔓延する客船ダイヤモンドプリンセスに3千人をこえる乗客・乗員を長期にわたって拘禁し、感染区域と非感染区域をきちんと分けることさえしない不適切な対策を続けたたため、クルーズ船を第二の武漢、ウィルス培養器のような状態に陥れ、それによってついに亡くなった方まで出しました。この長期拘禁は強い国際批判を浴び、見かねたアメリカはついに特別機を派遣して米市民の乗客を救出。日本政府が国際的信用を失ったのは当然です。その結果、悪い円安さえ進みはじめています。
これは、この記者会見で改めて明らかになった児相行政と酷似しています。三浦さんは、児相は利権の為に動いている、そして国政や厚労省は事実を無視している、と厳しく告発。事実として厚生労働省=児相がやっているのは、「虐待」を口実に子供を家族から引き剥がし、子供を人権侵害の坩堝のような児相収容所(一時保護所)に置いた後、その子どもを利権にまみれた児童養護施設に送り込んでそのベッドを満たすことなのです。児童養護施設は、子どもを不適切な監護で深刻な発達遅滞に子どもを陥れながら、「措置費」と称する血税の分け前を吸収するコマとして子供を使い、成年になって使えなくなると直ちに施設からポイ捨てします。
昨年3月、国連子どもの権利委員会から、児童の「一時保護」に対する多重の規制強化、児相併設収容所の全面閉鎖、脱施設化(つまり児童養護施設のリストラ)などを含むいくつもの厳しい緊急勧告を日本政府が受けたのは、遅きに失したというくらいです。国際社会も、三浦さんと同じように、こうした厚労省の児相行政によって悲観すべき日本の未来、そして子どもたちの未来を深刻に憂いているのでしょう。

今回の記者会見で三浦さんから提起された児相行政の実情をつぶさに見ると、児相も児童養護施設も、虐待から子供を守るための福祉機関では全くないことがよくわかります。そして、ひとたび子どもを児相に取り込んだら、ダイヤモンドプリンセスの船客と同じように、後は野となれ山となれです。子どもの施設送りの役に立たない市民への丁寧な説明責任は、一切拒否。羽月ちゃん(埼玉県所沢児相)や結愛ちゃん(東京都品川児相)のように亡くなった子どもはもう施設に送れませんから、悲しい虐待死に児相は真剣に取り組まない――この度の記者会見は、ダイヤモンドプリンセスにも児童相談所にも、どちらにも通底する無責任で醜い厚生労働省行政の一端をはっきりと暴露しました。

今後、多くの児相被害者のみなさんが、こうした記者会見をお住まいの地域で積極的に開き、児相ならびに児童養護施設による人権侵害の実態を広くメディアと世論に訴えかけていくことを、当会としても強く期待いたします。