謹賀新年 2023年
全国の児相被害者の皆様! 子育て中の全てのご家族の皆様!! あけましておめでとうございます。
昨年は、日本の児童相談所による家族破壊と人権侵害について、一段と国際社会の理解が深まり、日本への圧力が強まる成果が一段とあがった年でした。また、国内においても、児童相談所に関わる問題が一層強く認識されるようになってきました。児相被害者の闘いは、着実に進んでいます。
国際社会においては、昨年10月にジュネーブで開催された、自由権規約に基づく国連人権委員会に、日本から児童相談所被害に関しなんと10本もの代替報告書が提出され、国連人権委員に日本の児相被害の深刻さを告発することに大きく貢献しました。
11月30日に最終版が発出された対日総括所見では、「子どもの権利」という章がたてられ、その44項では、政府・厚労省が決めた「一時保護状」導入を解決策とは認めず、児相被害者から提出された代替報告書をふまえて、児童相談所が数多くの人権侵害を行なっていることを指摘しました。そして、45項(b)で、2019年の国連子どもの権利委員会の対日総括所見29(a)項が求めた「一時保護」の要件をほぼそのまま繰り返したうえ、これを国内法として立法化するよう明示的に求めました。さらに、その期限を、47項で3年後に設定したのです。
「一時保護状」で、2019年の国連子どもの権利委員会の要求を充たしたと考えた厚労省は、人権委員会の会場でも官僚が委員に必死のロビイングを繰り広げましたが、まったく功を奏さず、面目丸つぶれとなりました。子どもと家族の人権をめぐり国連を舞台に繰り広げられた国家権力と子ども・家族市民との争いは、昨年、市民側の大きな勝利として実を結んだのです。
昨年はさらに、11月から12月にかけて開催された国連総会の直属機関である国連人権理事会UPRプレセッションでも児童相談所問題が取り上げられ、弊会代表が招待されて、ジュネーブの国連会議場において、各国代表の前でスピーチを行ないました。児童相談所の人権侵害は、いまや、国連人権関係諸委員会の定番アジェンダになってきています。国際社会に、日本の児相問題の異常性が深く理解されるようになってきたのです。
国内でも、新たな動きがありました。すべてをとりあげることはできませんが、中でも注目を集めたのは、厚労省御用学者として、「虐待を受けた」子どもの脳の遺伝子が変化するという、旧ソ連ルイセンコなみの「獲得形質遺伝」を唱える厚労省児虐政策御用の研究論文を海外学術誌に掲載しようとした、福井大学教授友田明美氏の査読不正事件です。これを暴露したのが内部告発であることは、状況から見てほぼ明らかで、芋づる式に不正は6本の論文に及びました。このことは、査読不正までして厚労省に尻尾を振り、その似非科学に基づいて多数の子供たちを親から切り離し児童相談所に送り込んで家族を破壊する御用学者の醜い行為に強い義憤を覚えてそれを行動に移す市民が、じわりと世間に増えてきていることを示唆しています。
こうして昨年一年の間、国際的に認められた人権規範に逆らって、利権のため子供を恣意的に家族から引き離す厚労省=児童相談所の著しい人権侵害は、海外でも日本でも、ますます子どもと家族の人権を考える良識ある人々に包囲される状況となってきました。
しかし、ウクライナの人々の渾身の抵抗にも拘らずいつまでも侵略を止めないロシア同様、日本の権力もたやすく、利権のコマである子どもを国家権力を振るって収奪することを諦めません。本年は、4月に「こども家庭庁」ができ、児童相談所はこちらに移管されることとなります。「こどもまんなか」などという欺瞞的な触れ込みに騙されないよう厳重注意しましょう!
こども家庭庁の究極的な目的は、こどもたちを最大限に商品化する社会づくりです。こども庁提唱者の一人である自見はなこ氏と、特別養子縁組というソーシャルビジネスに勤しむ駒崎氏とは、仲良しパートナー。二階氏が10倍増を唱えている児童相談所が拉致した子供たちが、施設に送られ、そのベッドを生めて措置費獲得のコマとして使われた挙句、発達権を奪われ大学にも進学できなくされて退所した後は、ホームレスなど社会の停滞的過剰人口へ、あるいは経済的徴兵へと送り込まれることになります。
私事になりますが、昨年7月、かつて晃華学園小学校の教室で加えられた体罰や学校内でのいじめを隠蔽しようとした学校の手引きにより9年間児相と児童養護施設に拉致拘禁されていた愚息が我が家に奪還されました。その後、愚息の希望により、南米のペルーに新婚旅行ならぬ愚息奪還記念に父子の絆を固めなおす旅行に1箇月近くでかけ、ナスカの地上絵遊覧飛行や標高5,036mのレインボーマウンテン登山、そしてマチュピチュ遺跡見学などをしてきました。現在は、自宅にいて、児相と児童養護施設「同仁学院あいの実」に著しく侵害された発達権を取り戻すべく、大学受験を目指して勉強を地道にすすめています。1月元旦には、午前中は父子で仲良くおせち料理とお雑煮を食べ、午後は、連れ立って谷保天満宮に初詣でをしました。
所沢児童相談所は、愚息が親を嫌っていて会いたがらない、などと最後まで主張し続け、愚息の居所さえ教えませんでした。真っ赤な嘘です。もしこれが事実なら、愚息がはるばる父親と共に南米旅行したり、初詣に行ったりするはずもありません。
日経新聞の元旦号は、「グローバル化は止まらない: 世界つなぐ『フェアネス』」という特集を打ちました。家族関係のグローバルなフェアネスとして最も大事なのは、皆様ご承知の通り、実親による養育です。それに反して利権を貪る日本の児童福祉法、児虐法や厚労省(4月からはこども家庭庁)の行政が、国際社会から向けられた厳しい批判によって、益々ガラパゴス化してきているのは当然です。「子どもの人権」を唱えながら児童相談所や社会的養護システムを全く批判しない国内の各種諸団体、あるいは「児相が子供を救わないのも問題だ」とか唱えている団体にも、いい加減にこの国際的なフェアネスを理解してもらわなければなりません。
国連は、日本の児童相談所を全く肯定的に評価していません。2023年の今年こそ、国際社会から力を得て、児相被害者はみな協働し、昨年かちとった大きな成果をふまえつつさらに妥協なき闘いを果敢に進めましょう!
弊会は、ウクライナを侵略しているロシア同様、太陽に照らされた朝露のように児童相談所が日本から消え去り、全国の児相被害者の皆様がすべて拉致されたお子様を奪還され、ご家族一緒に本当のお正月を迎えられるよう強く祈念いたしております!