串田衆議院議員(維新の会)が国会で児相問題を質問!
去る10月23日の衆議院法務委員会で、維新の会の串田議員が、児童相談所問題について質問を行ないました。串田委員は、かねてから共同親権問題について国会で論陣を張っていたのですが、このたび児相問題にいよいよ踏み込みました。
児相問題については、2016年に、鈴木貴子議員(現自民党)が文書による質問を行なっています。それは、下記の衆議院サイトからだれでも閲覧できます:
(鈴木貴子議員の質問)http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a190275.htm
(安倍首相の答弁)http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b190275.htm
児相を拡大強化せよ、という厚労省のお先棒を担ぐような質問ならば、日本共産党の議員あたりがしばしばやっていて、だいぶ聞き飽きています。しかし、児相の人権侵害行政に正面から対決する口頭の質問は、国会史上初めてといってよいでしょう。「一時保護」の恣意的な運用を止めよというこのたびの国連緊急勧告(第29項a)にも、不十分ではありますが、言及しています。また、児相拉致冤罪を作る大きな要因として注目されているSBS(揺さぶられっ子症候群)についてもかなり詳しく言及しています:
串田議員は、弊会の会員がかつて衆議院議員会館で面談したときには、児相問題について必ずしも積極的に踏み込んだ対応をとっていませんでした。しかしその後、厚労省ならびに児童相談所と闘ってきた弁護士や被害者など関係者と意見交換し、考え方が児相被害者を支持する方向に変わってきたのではないかと思われます。
児相被害者としては、歓迎すべき動きです。今後、国会で、いっそう児相による人権侵害について激しい論戦が戦わされることを強く期待します。