今回第14回目となった水岡ゼミ海外巡検において、私たちゼミ生は、まずオーストリアのウィーンに降り立ち、スロベニアのブレッドからマケドニアのスコピエまで、18日間かけてバルカン諸国を巡り、トルコのイスタンブールから帰国する、という日程で様々なことを学んできました。
 バルカン諸国といえば、近年の戦争や民族紛争、旧ユーゴスラビア諸国とアルバニアの社会主義経済体制から市場経済体制への移行、といったことが記憶に新しい方もあるかもしれません。
 歴史を遡れば、中世以降バルカン地方は、ハプスブルクとオスマントルコ勢力がしのぎを削っていた地です。その西の首都ウィーンから東の首都イスタンブールまで移動するにつれ、移り変わる文化、歴史的街並み、美しい自然、またそれを台無しにしてしまうかのように残る戦争の傷跡・・・。
 私たちは実際に自分たちの目で見てきたこと、現地の方々から伺ったお話などを踏まえ、こうして18日間の巡検報告、コラムにまとめました。これを読んで、少しでもバルカンについての理解を深めていただければと思います。


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  ◆巡検日程
■2005.8.23 
ブレッド観光協会インタビュー
ノバゴリツァ市内視察
■2005.8.24 
トリエステ市内視察
ミラマーレ宮殿
■2005.8.25 
プリモルスカ大学
ルカコペル社訪問
世界遺産・シュコツィアン洞窟群
■2005.8.26 
ドロガ・コリンスカ社訪問
NGOエコ・クバルナ訪問
■2005.8.27 
ザグレブ市内視察
ミマラ美術館
■2005.8.28 
ボスニア入国
バニャルカ市内視察
■2005.8.29 
ブリチコ市役所、商工会議所、
 ORH訪問
アリゾナマーケット
■2005.8.30 
サラエボ市内視察
FIPA訪問
■2005.8.31 
ゴラツデ・モスタル市内視察
モスタル市内視察
■2005.9.1 
ドゥブロブニク旧市街視察
ペラスト
■2005.9.2 
コトル・バール・ポドゴリツァ
バール鉄道でベオグラードへ
■2005.9.3 
ベオグラード市内視察
寝台列車でマケドニアへ
■2005.9.4
プリリップ、ビトラ、
 オフリド市内視察
■2005.9.5
エルバサン製鉄所
ドゥレス市内視察
■2005.9.6
ティラナ歴史博物館、市内視察
■2005.9.7
クケス市内視察
コソボへ移動
■2005.9.8
コソボ博物館、HCIC訪問
スコピエへ移動
■2005.9.9
スコピエ市内視察
小学校訪問

 

  ◆コラム
■サラエボ事件の真相について
■マルコ王の言説
■アルバニアの歴史 〜紀元前から、社会主義体制の成立以前まで〜
■コソボについて