n理性・共同・協調の色彩濃い独仏の「欧州連合」が、道義的な正統性をもち、米国と並ぶ世界のもう一つの極として台頭。ユーロが新基軸通貨として重要性を増す。もう一つの軍事大国ロシアの復活。米国は、次第に世界の覇権を失い、英国は、欧州内での発言力を失って、いずれも孤立化。
n世界に盛り上がった反戦運動は、米国の軍事的恫喝を用いた「新安全保障戦略」に基づく米国の覇権主義に対抗する恒常的な抵抗のグローバルな主体に成長。
nイスラム諸国は、イスラエル寄りの米国に一層批判的となり、独仏露寄りの姿勢を鮮明に。親米的な中東諸国の政権も、次第に米国から離反。
n米国が世界覇権を実現する手段としてきた国際政治組織の解体と変容==米国が起案し、戦勝国の連合として発足した国連の欺瞞性は、今回の安保理の事態などを通じ世界の人々の前に既にかなり明らかにり、「平和の使者」という虚構のメッキは剥げ落ちてきているが、これが決定的となる。NATOも、米国の欧州支配の道具から、米国から離れた欧州内部での集団安全保障組織に変容、むしろ米国に対抗する手段に。