n米国中心の単極世界構造を今後引き続き維持することへの激しい執着。
n市場主義の信仰=「グローバルな収斂」が自由と繁栄を世界にもたらす=は、一方において堅持。しかし、市場主義の「万人の万人に対する闘争」の世界観を、市場から、軍事的対抗を用いて実践しようとする。
n他方、市場主義のグローバル化が世界の貧困を除去し得ていない認識を示し、「グローバルな収斂」のイデオロギーが失敗したことを事実上承認 =貧困・脆弱な制度・腐敗が、弱体国家を「テロリストのネットワーク」に冒されやすくしていると指摘。
nこれが9.11を引き起こしたのだから、弱体な国家(「新帝国主義論」では、「破綻国家 failed states」)で大量破壊兵器を蓄積する国には、主権国家であっても先制(preemptive)攻撃をかけて政権を打倒、「米国への脅威を除去」することを主張。
n=市場主義のパラドクスを、武力に訴えて解決しようとする。米国が世界最大の軍事力を持つことを誇示、これによって米国の世界支配を貫徹するという、明示的な方針。
n米国の外交は、元来「いかなる国とも恒久的関係を持たない」孤立主義を特徴としていたが、これが回帰、この戦略でも、米国の使命を達成する際に、既存の国際組織・パートナーシップを捨ててでも、単独行動主義を基調に、アドホックな「意思ある国の連合(coalition of the willing)」を構成して事態を打開することを追求。